ボランティアについて

1人でも多く、安心して話せる場を見つけてもらいたい。あなたの力が、誰かの心を支えます。

ご相談数は年々増加の傾向にあります。そして、自殺者も増えているのが現状です。ただ誰かに寄り添ってもらえるだけで、その自殺は起きなかったかもしれないのに。1人でも多くのボランティアである相談員「ビフレンダー」がいれば、1人でも多くの心に寄り添うことができる。
だからこそ、あなたの力が必要なのです。どうか、あなたの力をお貸しください。

相談員「ビフレンダー」とは

国際ビフレンダーズでは自殺防止の基本は「ビフレンディング」である考えています。ビフレンディングとは、 Befriending =友となる、味方になる、助けるの意です。
そして、ビフレンダーとは、友となり味方となって相談者を助ける人のことを言います。
必要とされるのは、人の話を心から聴けるという能力、アドバイスを与えないこと、自分自身の宗教的、政治的な意見をさておくこと、そして、ビフレンダーズ憲章と実践に従うことです。

いろんな職業の人がビフレンダーのボランティアをしています。先生、専門的な仕事、秘書、学生、作家、自営業者、退職者などです。唯一共通しているのは、相談者の感情を受け止めるために相談者のことを第一に考え、自分の時間と自由を無条件で提供する、という気持ちを持っている人たちであることです。

ここまで書くと、難しそうだと思われるかもしれません。ですので、ビフレンダーになるには研修を受けていただく必要があります。
本気で命と向き合う内容だからこそ、ビフレンダーの姿勢はとても重要なことであり、そのために必要とされる能力を身につけていただくことが必須であることをご理解いただければ幸いです。

そして、常にボランティアであるビフレンダーが足りない状態です。ご相談のお電話数に対して対応できるのは40%ほど。一人でも多くの方に寄り添うために、あなたの力をお貸しください。

年間ご相談件数
年間ご相談件数

2022年度

120,000

年間ご相談対応件数
年間ご相談対応件数

2022年度

6,000

ボランティア数
ボランティア数

2022年度

42

日本で自殺する人は年間2万人を超えていますが、人生に悩む人のための電話相談窓口があります。悩みを抱えながらも相談員になろうとする、ある学生に3か月間密着しました。
(2023年8月28日放送)

日本で自殺する人は、年間2万人を越えていますが、人生に悩み苦しむ人のための電話相談窓口があります。「死にたい」という声に向き合う、若い世代を取材しました。
(2022年8月29日放送)

相談員「ビフレンダー」になるには

参加資格

原則として20歳以上〜70歳未満の心身ともに健康で深夜も担当が可能な方。
月3回(1回5時間)の相談電話(うち1回は深夜)、月一回の継続研修の参加が可能な方。

養成講座について

年2回(春季・秋季)に募集をしています。募集時期はお知らせで告知いたします。
養成講座及び電話実習の後、ボランティアとして認定いたします。
MMPI(適性テスト)費用3,000円と、養成講座費用30,000円の合計33,000円が必要です。
※いずれの場合も受講料は返金されません。

養成講座 研修内容

下記の内容について、体験型学習を用いて実践的に学びます。
■ 傾聴
■ 事柄と気持ち
■ 気持ちを受け止める
■ 気持ちを言葉で表現する
■ 死にたい気持ちとは
■ 自殺念慮を問う

研修は1回2時間半、12回ございます。
12回の養成講座終了後、電話実習及び、仮認定期間が10ヶ月程度あります。
体験型研修のため講座を3回欠席されますと次に進むことができません。休まれないよう日程調整をお願いいたします。

研修開催場所

大阪自殺防止センター
〒542-0081 大阪市中央区南船場1-11-9
長堀安田ビル9F

活動条件

認定後は月3回(1回5時間)の相談電話を担当していただきます(内1回は深夜を担当)。
月1回の継続研修にご参加いただきます。継続研修は無料でお受けいただけます。
※ 交通費、手当てなどはございません。

活動場所

大阪自殺防止センター
〒542-0081 大阪市中央区南船場1-11-9
長堀安田ビル9F

先輩ボランティアの声

フルタイムで働いていて子供が小さくて、不安でしたが、時間のきっ坊を聞いてもらったりアドバイスをしてくれる先輩ボランティアさんがいるので大丈夫でした。話すより、聞くことが大事。活動を通じて自分に自信がつきました。

講座を通じて、自分がなぜその発言をしたのかについて考える癖がつきました。「大切なひとをこれ以上なくさないないために何ができるか」という私の目標に一歩近づけた気がします。

パートナーが自殺し、何度も電話相談センターに電話をかけました。あの時にすごく助けてもらえたっていう気持ち、自分も誰かの役に立ちたいと、相談員になることを決意しました。息が詰まって息苦しくてというところを、ふぅっと一息、息を吐いて、少しでも楽な気持ちになっていただけたらなと思っています。

相談電話をとるのも1人でとるのではなく、ビフレンダーズの一員としてとっていると実感ができます。
私は一人ではないと思える瞬間であり、心強く感じます。ここは自分自身を見つめ直すことができる特別な場所です。

これまで色々な相談を聞きました。
先入観を持たずに、寄り添うことの大切さ、人それぞれの悩みや困りごとや、考えることに対する大きさは全く違うということ、それを心で受け止めて、心で聴く難しさがあります。
まだまだ未熟ですが、話をして、少しでも電話した時間を悪くなかったと思われることを心がけた寄り添いに努めたいと思います。

相手を曇りの曇りのない眼で見つめるためには、自分自身に正直でなければならない。
私がユースボランティア講座で学んだことの一つです。
講座中は、自分の中でいろんな感情が動きました。
その経験が、今わたしが生きるための大きな支えとなっています。

お申し込み方法

募集に関しましては、Xにてお知らせしております。下のリンクボタンより、Xをご確認ください。

言葉にしてみる「思いをのせるこころノート」

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